カルロス・クライバーとの「皇帝」、'73年にハンブルクで共演して、'75年に
途中まで録音したあと、録音の期間中にクライバーがある朝ホテルから姿を
消して、お蔵入りになっているらしい。ハンブルクの共演でも、未完の部分的な
録音でもいいから、なんとか聴きたいものだ。同時期のクライバーのベートー
ヴェンの運命や7番、何年かあとのミケランジェリのジュリーニととの共演のビ
デオを見ても、悪かろうはずがないと思うのだが、何か決定的な解釈の違いが
あったのだろうか? クライバーがいなくなったことをを伝えようと、ミケラン
ジェリの部屋を訪れたスタッフに、「クライバーが姿でも消したか」といきな
りミケランジェリが言ったそうだ。 恐るべし、天才たちのインスピレーション!
 しかしこのセッションの担当スタッフは、さぞかし気を使ったでしょうね。
同情申し上げます。しかしながら、この天才達のの遭遇にいあわせることがで
きたのは、ほんとうに羨ましい!