19世紀の「古」楽器というのもあるのですが改造の過程にあるものなど
それがどういう時代区分で厳密に扱われるべきなのか判らない物もありますね。
例えばベルリオーズの時代のフランスの管楽器というのは非常に多彩で
なおかつオーケストレーションも実験的要素を含んでいたため判らないことも多いです。
ウィーン型のオーケストラ構成が定着するのが民族楽派の形成過程で
演奏会での共通のパレットを想定したというのが始まりのようなものですし。
ピアノにしても現在のスタンウェィ一党支配に対抗する形で時代楽器の演奏が盛んです。
今やドビュッシー時代のフランス製ピアノという録音も出てくる時代ですから。

18世紀を産業革命や民主主義による文化的断絶と考えるのは大枠であるものの
楽器のように生活史や芸術性に密着したものはもう少し緩やかな展開が考えられるのです。
もちろん変化を好まない貴族文化と比較して19世紀のクラシック音楽の拡張と解体は
非常に激しかったように思うところがあります。峻別といえばそういうところにあるかと。