うーん、同じショスタコを聞くのにも、カラヤン&ベルリンフィルのショスタコと、
コンドラシン&モスクワフィルのショスタコはどっちがいい?と言っても、
やっぱ好みの問題としか言いようがないからねえ。

新響は個人の技量はうまいと思うんだけど、所詮はルーティーンワークの
中のショスタコ、って感じが予想される。以前、7番レニングラードを新響で
聞いたけれど、この曲をよくぞここまでつまらない演奏ができるなあ、というぐらい
つまらない演奏だった。下手じゃなかったんだけど、つまらないの極致。
今回も、そうならなければいいんだけど。指揮が小松なのも不安だし。

ダスビの場合、典型的な「アマ」オケで、たしかにパートによっては技術的に
不安なパートも多いけど、新響のように一レパートリーとしてサラッとこなされる
心配はないと思う。やはり、ショスタコを演奏するために集まったメンバーだし、
こういう演奏をしたい、というのがオケ全体で統一が取れている気がする。
それが、いわゆる爆裂系というか、少々音が汚くても迫力重視というか、
感情移入丸出しというか、「きれいに美しくまとめる」とは対極というか。
それが、そういう演奏が好きな人にはすごく合うのだと思う。で、ショスタコ好きは
そもそもそういう演奏が好きな傾向があって、だからこのオケがそういう演奏の
方向になるし、それを聞きにくる観客もそういう演奏に満足するのだと思う。

なので、もしあなたがショスタコ好きならダスビの圧勝、そうでなく聞きに行くなら、
好みの問題、って感じかな?

ちなみに、確かにダスビは最近ピークを過ぎた感じが否めないけど、
前回が1番、その前が5番と、比較的地味な曲だったからそう感じた
のかなあという気もする。過去にダスビで本当に震えるほど衝撃を受けたのは
11番や4番だったから(最近の7番は未聴)、その爆裂系の演奏を
最大限に表せるような曲のほうが合っている。

その点、次回の8番は、震えるような爆演が期待できそうな予感。