CDでごくたまにByrd、Gibbonsを聴くとやっぱり変だ。演奏の内容はすばらしいし、Bachなんかに比べると
ギミック少なめで誠実なアプローチだと思う。それでもやはりなんか居心地が悪い。
逆説的だがオケでポップスを演奏しているような、そんな感触。

ところで吉田翁の話が出ているけど、この人ガードの固い文の書き方するよね。そういうところが嫌い。
武久源造が「バッハのそばに行って弾いている」ようだ、と、たった15文字でグールドの革新性を
言い切った言語感覚の方が断然鋭いと思う。

グールドのSweelinkのファンタジアは素晴らしい。クソつまらなくなりがちなこの手の曲を冒頭の
数音で霊的な世界に持って行く!すごい!
そして終盤は静謐な熱狂。これはキボンヌのソルズベリ卿ガリアードに通ずる。