フリーメーソンで、フランス大革命を予告するフィガロを台本に選んだモーツァルト、
ナポレオン戴冠に憤って3番の献辞を抹消した共和派ベートーヴェンは、
当時の政治情勢からすれば明らかな左翼。革命派ショパンしかり、ベルリオーズしかり、
ワーグナーも少なくとも若いときは革命派。ヴェルディも当時の文脈では明らかな左派。
19世紀、20世紀を通じ、芸術としての音楽を目指した作曲家で、ごりごりの右派なんて、
リヒャルト・シュトラウスぐらい? 社会の進歩と芸術的革新とは表裏一体だったわけだから、
当然といえば当然。
そうすると、右翼の諸君は何を聞くのかね?www
演奏家でも、たとえばトスカニーニは左派。アバードは共産党の熱心な支持者。
その他あげればきりないだろう。
それにしても現代は、新自由主義−右翼が猖獗を極め、ヨーロッパでもオベラ団体やオーケストラに対する
補助金が軒並み削減されている。ドイツもイタリアもオーケストラや、オベラ団体は
青息吐息。ベルリンあたりも相当苦しくなっているし、
スカラ座も大巾に補助金削除され、数年後の凋落は目に見えている。
右翼の栄えるところに芸術なんて育たん。