オットー・クレンペラー 13
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0121名無しの笛の踊り
2005/12/07(水) 17:37:32ID:Y9PnBrpb書けないけど、重心低く雄大で、しっかりと足が地に着いた演奏に
いいベートーヴェンが聴けたと、深い充足感に満ちた感動を味わえる
素晴らしい演奏だった。
5番はともすると「最高」と評価する諸兄らもたくさん出てこられるかと思うような名演では
なかろうかと。
絶好調の時の翁が放つ、非常に強力な意志と集中力に貫かれていて、
終楽章コーダの最後までそれは途切れない。
この演奏の時のエピソードはシュトレーゼマンが書いたベルリン・フィルの
本にあるんだけど、翁が、木管が聞こえないと注意したところ、
奏者から、これ以上大きな音は出ません、と反発され、それを
一喝したところ険悪な雰囲気になったこともあった、とのこと(
シュトレーゼマンはその理由を、翁の耳が遠くなっていたから、と
書いている)。
しかし演奏会は素晴らしく、その演奏は会場で聴いていた者たちの
脳裏に焼き付いて今も離れない、と書いている。
翁もこの日の演奏には満足したとわざわざ知人に手紙を書いていたし、
素晴らしい瞬間が記録されたこの演奏がこうして発売されたことが
なにより素直に嬉しい。
音質も生々しく甦っていて素晴らしく、毎度のことながら、テスタの
仕事には頭が下がる。
リマスタリングはお馴染みのベイリー氏。
さすがの仕事ぶりだった。
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