新世界の第1楽章第3主題などはかなり表情付けに細工をしたり、
とにかく細かい芸が付け焼き刃でなく様式の中に収まって生き生きとしていた
感じ。ヤンソンス特有の超弱音時の扱いも素晴らしく、そういう部分では聴衆も
音に感応して静まりかえって理想的な状態だった。大きいポストを2つも得ている
指揮者だけのことはある演奏だった。

ただ京都コンサートホールのP席は春の祭典で大太鼓とティンパニの強打の度に
壁だか椅子だかの部材がどこかでピリピリ振動していた。安普請に過ぎる。
かんべんしてほしいものだ。