昨日のチャイコフスキーは、これまでの小澤の最高傑作だつた。
とにかく新日フィルの弦の切れ味が尋常じゃなかったよ。それが、そっくり
この音楽の表現の鮮やかさにつながつていた。加えて、普段小澤の演奏には
みられない歌心というか、もちろん日本人好みのベタな叙情性とは別物だけどね。
造形をくずさない品格のある歌心というか、1章の出だしなんて,神秘的な世界だつた
なあ。
しかも押し付けがましさがまるでない。音を完璧に鳴らしきっているだけ。鳴らしきることと
鳴らしまくるのは大違い。そこが小澤の信条なんだろうね。