意外にいい岡崎マスタリング..., 2006/6/14
レビュアー: ひょうたん (東京都) - レビューをすべて見る
(たぶん)本盤と同音源をかつて聴き、英Dutton盤のほうが歪み感が少ないのでそちらを採ったが、
Duttonのきれいすぎる音は(誰も言わないが^^)高域を針音ごとカットして不評だった、
かつての東芝GR盤LPの弊を想起させる。今般、岡崎マスタリング/HS2088を確認した上で本盤を再購入したが、
適度なノイズ・リダクションとリアリティの増強はこの音源の鮮度を活かすもので、
問題の多い岡崎リマスターの中ではラトルのマーラーと並んで例外的成功作だ。演奏の凄絶さも十分伝わり、時間が短く感じられる。
フルトヴェングラーの'44年の《エロイカ》などとともにヴィヴィッドな歴史的記録だ。
同じ音質なら、新しい‘グレート・アーカイヴ’盤(TOCE-15003)のほうが安いが、未確認。
あまり煩雑な再発は困る。なおNaxosやOpus蔵は未聴。