>>63
>>65
犬レビューを参考にするとアメリカでもいい晩年を過ごせたのかも。


 ベンノ・モイセイヴィッチは20世紀最大のピアニストの一人です。
 1950年のアメリカ演奏旅行中にベートーヴェンの「第3」ピアノ協奏曲を弾いた時には、
 サンフランシスコ・ニュース紙上でこう評されました。

 「モイセイヴィッチ氏は素晴らしい演奏をし、正真正銘のピアノの貴族であることを証明した。
  ――これほど色彩的な音色をピアノから引き出すことが可能なピアニストはほとんど聴くことができない。」

 このCDに収録されている1938年録音の「皇帝」でもっともすぐれている部分は、
 切ないほどに美しいレガート楽節に満ちた、全編美しさが持続する緩徐楽章です。
 モイセイヴィッチは、1963年3月ロンドンにおけるラスト・コンサートでも「皇帝」を取り上げました。 8.110776