>>158で予告したように、今日はサンテティエンヌ・デュ・モン教会でデュリュフレのレクイエム・オルガン版。
ちなみに16日がデュリュフレの没後20周年記念日で、それへのオマージュにあたる。
合唱団が過去最高のレヴェルでぶったまげた。Choeur d'Oratorio de Parisという団体、
Jean Sourisse指揮。日本語に訳せば微笑みのヨハネ、凄い名前だ。
結構大袈裟な身振りでの指揮だったが、それがかなりわかりやすい。合唱指揮ならではだろう。
オルガンはVincent Warnierだった。前半の即興演奏のみThierry Eschaich
とにかく合唱団の鍛えられ方が凄い。観客に明らかな家族が多くて入場時に写真を取り捲っていたから
てっきりアマチュア合唱のファミリーコンサートかと思ったら、人数や会場を考慮しても音量が明らかに豊かで、
音程も常にぴったり合っている。
例えばリベラ・メのクライマックス後の女声および男声のそれぞれ弱音の入りにおいて
かなり苦しい演奏を、これまで何度も聴かされてきたことか。それが今回は完璧。
このリベラ・メ、ここだけはかなりアクセントを大袈裟に聞かせた演奏だったが、
全体としては静粛な演奏。しかし決して萎縮せず音量は常に豊か。
ちなみにフランス語アクセントのラテン語だった。
「プレニスント・シェリ・アット・テラ・グロリア・トゥア、ホザナ・インネクセルシス」といった具合。
サンクトゥスのクライマックスでのまばゆいばかりのぴったり整ったハーモニーも凄かったが、
全曲の最後にあえてオルガンを止めた後も合唱だけ数秒ピアニッシモで持続させていたのは
楽譜どおりでないとしてもものすごく効果的だった。これはかなり高度な合唱でないと逆に台無しになる。
ピエ・イエズスでチェロが入っていなかったが、まったくそれを感じさせなかったのでオルガンで補っていたのだろう。
ヴァンサン・ヴァルニエの実力も凄い。毎週のミサではティエリー・エスケシュとどちらが出るかのお楽しみなのだが、
エスケシュにも引けを取らない、実力派オルガニストだ。
今日はマイクが入っていた模様。放送局のものかどうかはわからないが、記録としては必ず録音されている。