>>355
自分が知る限りでは、
・インバル/フランクフルト放送響(TELDEC)
・ロペス=コボス/シンシナティ響(TELARC)
・D.R.デイヴィス/リンツ・ブルックナー菅(Arte Nova)
・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエト国立文化省響(Melodiya/BMG)
・ギーレン/南西ドイツ放送響(Intercord)
他にも自主制作盤が少しあったりするらしい。

上記のうち下2つは現在廃盤で、入手は結構難しいと思われる(特にギーレン)。
ロジェヴェンの全集はVeneziaで復刻されたけど、この全集の目玉である異稿が除かれている。
爆演系・個性的な演奏であるだけに惜しい。
ギーレンはHänsslerからの復刻に期待しているのけど果たされていない。
自分はこの盤を所有していないので、演奏の傾向を語ることはできない。

残り3つからとなると、1枚選ぶならインバルだろうか。
硬質な響きで攻めていく感じの演奏で、精度も高いと思う。
ロペス=コボスは一部の演奏困難な箇所で妥協してしまっており
(第4楽章コーダの5連符をいわゆるブルックナー・リズムに変更)、
第1稿の全貌を体験することを考えると、これを薦めることにはやや抵抗を感じる。
音は良いと思う。
D.R.デイヴィスは最新の録音でおそらく最も入手が容易な盤であり、
この難物をライヴ録音するという企画は喝采ものだと思うけど、
特に第4楽章で、オケがギリギリのところで合わせようと悪戦苦闘している印象。