ラインの黄金2時間半、いわゆるチューニングの時間はありません。
演奏前に執り行う、独奏楽器やオーボエの音に合わせるのは半分は儀式で、
プレーヤーは演奏中随時調律をしています。
弦楽器なら左手の指の腹で軽く弾いて様子を見たりね。
ティンパニだって、耳近づけて軽く叩くでしょ。

随時調律ができなくて困るのは鍵盤楽器。
だから、演奏の数時間前から舞台の明かりを当てて、
楽器の温度を定常状態にするし、必要があれば、
立ち会いの調律師が曲間に舞台に上がって手当てしたりもする。

ひょっとして、画面に映っていない調律行為を、ないものと思っていない?