メンゲルベルクは>>55さんのいう作品のテーマへの求心力という点では
カットなし、かつ、もう少し長生きもしくは遅く生まれて
ちゃんとしたレコーディングをしてくれていたら、リヒターに匹敵するものと思います。

ただし我々は古楽器もモダン楽器もリヒターもマクリーシュもありとあらゆる表現を知ってしまっているので
メンゲルベルクの表現に宇野功芳氏の演奏を聴くようなある種の嘲笑に近いものを感じるのも事実です。
実際宇野氏はメンゲルベルクもリヒターも推薦盤に推していますが。

とはいえ、バッハのマタイ受難曲という偉大な作品の前には
どんなに個性的な表現をしても超えられない普遍性があります。
それを感じるためにも多くの演奏を聴き感想をこうして述べることは
大変有意義だと思います。