この一連の映像は、元々ミュンヘンのbeta filmという会社が35mmフィルムとして
発売したもので、1978年1月30日付で送られてきた価格表では、バッハ「マタイ」が
20ドイツマルク。バッハ「ロ短調」「ヨハネ」「ブランデンブルク」、ヘンデル「オルガ
ン協奏曲」が15ドイツマルク。バッハ「オルガン曲集」「チェンバロ曲集」が10ドイツ
マルク。ヘンデル「王宮の花火」が8ドイツマルク。個人で買うにはあまりにも高価
だった。
当時はビデオカセットも無かったし、35mmフィルムの映写機も個人ではそうそう簡
単に手に入れる事は不可能だったので、視たいと思っても先ず不可能だった。
うれしい事に、何年か前にクラシカ・ジャパンで全てを放送したのでVHSで録画した。
なぜDVDにならないのか不思議だったが、やっと近々DVDになるという願ってもない
事になった。
35mmフィルムの価格を問い合わせ、手に入れる事に失望した頃の事を考えると、良
い意味で隔世の感がする。