>自ら素晴らしい曲を書いて自ら演奏する才能が
>クラギスト界に出て来ない無い限り、
>いつまでたっても世間には見向きもされない
>地味なジャンルのままだと思う。

心配はご無用、向き合ってくれる者も確実に存在するのだから。
自作自演やインプロヴィゼイション(何だか70年代のR&Bみたいだなw)も音楽の楽しさではあるが、
クラシック音楽の本質は再現芸術。
他人の書いた楽譜を演奏するからこそ他の分野にはない特質があるのだと思う。
作曲者と演奏者の時を越えた協同作業によって、個人の能力を超えることができる。
演奏者は作曲者の意識しなかった面を楽譜から引き出し、作曲者は演奏家の想像力を刺激する。
これは自作自演では到底できない優れた芸術表現だよ。

ボクが一番好きなクラシックギターのLPはジョン・ウィリアムズが75年に録音した
2枚組LP「バッハ/リュートのための音楽」。
ジャケットの帯に書かれた「ギターの旧約聖書」のコピーは決してまやかしではない。
のっけの第1番プレリュ-ドからもの凄いインパクトで研ぎ澄まされた刃物のような音の粒が流れてくる。
音楽的なごまかしや妥協が微塵もないこのLPはまさにクラギモノの最高傑作だと思う。

今もCDを聞くが(LPと違って「プレリュード〜フーガ〜アレグロ」と「バイオリンソナタ第1番」「リュートのための前奏曲」が割愛されているのが極めて残念)、
聞く度に新たな発見と感動がある。
上述の再現芸術の本質を極めた本物にはまさに魂が揺さぶられる。