朝比奈の言葉を思い出すよ
「中年の後半にもなると、いろいろやりたい年頃なんでしょうな」って
そう言う演奏だった
確かに3年前よりずっとオケは上手く「聴かせて」くれた 「鳴って」はなかった

大植は朝比奈の様に長期で音楽監督やるとは思えん
結局自分のステップの踏み台にしようとしてる感じがぬぐえない
ラトルとバーミンガム市響みたいな印象がある

ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、ブルックナーという
命がけでやらないと表現として昇華しない音楽はことごとく尻軽なのはわかった
それらに思い入れもそんなにないのだろう
未来のことはわからないけれど、個人的には20年くらい大フィルで音楽監督したとしても
そこに決死の精神とかが顕現するとは感じられないのが正直な感想

ブルックナーはヴァントやチェリビダッケの様にひたすら人工的にするか、
朝比奈のように馬鹿になってやるかしないと説得力が生まれない
大植のブルックナーは去年も思ったけど、前者を目指そうとしていると思う
だけど、それはキチガイにならないと無理なわけで、大植にそれができる気がしないんだよなあ

大フィルが上手くなるのは嬉しいけど、このままでいいのかといわれると寂しいしすこし嫌だ