カペーSQの全録音は1928年。それが日本で発売されたのは、
1929〜32年(昭4〜7)のことです。当時から落ち着いた、
やや音量の抑えられた録音でした。

さてThe Capet Societyは1940〜41年(昭15〜16)のプレスです。
もともと音量の小さい録音をマルN時代の粗雑な材料でプレスした
ため、オリジナルとは似ても似つかない音になってしまうわけです。
(1940年に物品税がレコードに20%かかり、○にNの字の入るマルNの
記号が盤面に刻印されるようになる。)
したがって日本盤のSP盤でカペーを聴こうと思ったら、昭和初期の
いわゆる本盤かマルT(1937〜40)の初期盤をお探しになることを
お勧めします。
凝った人はフランスプレスを探しますが、本盤であれば日本盤でも
カペーSQの真髄を堪能することができます。