このスレにはいないと思うんだが、もしまだ聴いたことがないというひとがいたら、
もう今すぐにでもCD屋で買ってきて聴いてみてくれ!と言いたくなるような作品がop.33だ!

歌劇「ピーター・グライムズ(Peter Grimes)」Op.33[プロローグと3幕6場]M.スレイター台本
(1944〜45/初演1945.6.7 サドラーズ・ウェルズ・オペラ)

漁村で疎外され集団の中で孤独に追いつめられていく男を描く、という物語の流れは、
鰤が強い影響を受け師事を願っていたベルクの「ヴォツェック」を思いださせる。
しかしこの作品は物語の各場面を見事に音にして描き出していて、
オペラチックに美しいアリアもちりばめながら圧倒的なクライマックスに至る様は感動的だ!
6つある「間奏曲」には、タコ「マクベス夫人」の影響が見られると言われているようだが、
そうした同時代の傑作の数々の中でも確固とした位置を占める名作だ!
そしてこれ以降、鰤のオペラ時代が本格的に始まることになるのだが、
正直俺はやっぱりこれが一番好きだ!
音楽だけでも聴きごたえ十分だが、DVDで観るとよりグッとくるぞ!
DVDはC.デイヴィスによるロイヤルオペラ公演と、アサートンによるENO公演の2種類出ているが、
デイヴィスのは日本語字幕がついているんだろうか?
サイトウキネン公演や昨年のザルツイースター公演もDVDにして欲しいものだが...