というわけで純粋な音楽をセックスのBGM並みに聴いてはいけないという教訓を胸に、
お次のop.29いってみよう!

前奏曲とフーガ(Prelude and fugue)Op.29[弦楽]〔18声の弦楽オーケストラのための〕
(1943/初演1943.6.23ロンドン)

1. 前奏曲(Prelude) Grave
2. フーガ(Fugue) Allegro energico
3. 終曲(Coda) Grave come prima

鰤好きにはおなじみボイド・ニールオーケストラ創立10周年の記念にできた曲で、
18あるフーガのパートは団員それぞれに割り当てられているらしい。
鰤にはありがちな、極めて厳格な和声進行で書かれているようだが、
その辺に詳しい方にどう厳格なのか解説してもらえるとうれしいぞ!
曲は10分ちょっとで3つの部分からなり、
いかにも鰤らしい深々した内向的な表現の前奏曲で始り、
複雑だが流麗な美しい旋律が途中顔を出し大いに盛り上がるフーガを経て、
前奏曲の変奏による終曲が全体を引き締めて終わる。
この曲も分かりやすい旋律がないので地味な印象だが、
op.10あたりからすると確かな進化が感じられる出来で、フーガはさすがに聴き応え満点だ!

Northern Sinfonia, Richard Hickox - ASV Quicksilva - 6214
Bournemouth Sinfonietta, Ronald Thomas - Chandos - CHAN6592
Camerata Bern, Thomas Furi - Denon - 77409
English Sinfonia, John Farrer - IMP Classics - 6600542
English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - NAXOS - 8.557200
English String Orchestra, William Boughton - Nimbus - NIM 1751
London Chamber Orchestra, Christopher Warren-Green - Virgin Classics - VC 7 91080-2