次のop.28、これについてはいまさら俺が書けることなんて、な曲なんだが、

キャロルの祭典(A Ceremony of Carols)Op.28[B-S,児童cho,hp][11曲]詞=グレゴリオ聖歌,16-17世紀のキャロル
(1942/初演1942.12.5ノーリッジ・キャッスル T.Bローレンス指揮フリート・ストリート合唱団)

1.入場(Procession)
2.来たれ喜びよ!(Wolcum Yole!)
3.比ぶるバラもなし(There is no rose)
4a.かの幼児(That yonge child)
4b.こもり歌(Balulalow)
5.四月の朝露のように(As dew in Aprile)
6.この小さな嬰児(This little Babe)
7.間奏曲(Interlude)
8.凍てつく冬の夜に(In freezing winter night)
9.春のキャロル(Spring Carol)
10.神よ感謝します(Deo Gracias)
11.退場(Recession)

ちょっと俺のしょうもない思い出を聞いてくれ!
かつて俺は惚れた女をクリスマスイヴにデートに誘った。そろそろ勝負したい頃だった。
女は青山にある大学(wに通っていた。俺は夕方車で迎えに行き彼女を乗せると、
青山通りを表参道に向った。そこで俺はop.28をかけた。女はイヴっぽいねと言った。
表参道交差点を左折するとイルミが別世界のようだった。そこでop.28は2曲目になった。
あの美しいハープに伴われて天上から声が降ってきた。俺は背筋が震えた。
隣の女を見ると頬に涙が流れているのが見えた。俺はやったと思った。
やれる、今夜はやれると確信した。だができなかった。それだけのことなんだが。
それ以来op.28は俺の中で、「だができなかった」という言葉と共に思い出される曲になった。