作品20の「シンフォニア・ダ・レクイエム」は、
バルビローリがニューヨークフィルを振って初演しただけに、
彼のお気に入りのレパートリーでしたね。
録音も複数残っているけれど、自分が一番印象に残ってるのは、
>>250のリストにはない、アムステルダム・コンセルトヘボウに
唯一回1969年に客演した際のライヴかな(テスタメント)。
バルビローリという人は、客演した先のオケを心酔させて、
数々の名録音を残しているけど(BPOとのマーラーとか、
パリ管とのドビュッシーとか、ローマ歌劇場との「蝶々夫人」とか)、
ここでも、オランダのオケが慣れないブリテン作品に
熱演しているのが感動的な記録だと思う。
それにこの録音を聴くと、特にこの曲の
マーラーとの親近性を感じさせる。

作品21の「ディヴァージョンズ」は、
自作自演盤のジュリアス・カッチェンのソロがいいですね。
カッチェンは以前は専らブラームス弾きとして認知されていたみたいだけど、
最近ブラームス以外の録音がまとめて廉価国内盤で発売されて、
再評価されているのは嬉しい。
「ディヴァージョンズ」も、チャイコフスキーの協奏曲1番等との
カップリングで再発されている。

作品23の「序奏とブルレスク風ロンド」「マズルカ・エレジアカ」は、
>>317のリストにはないけど、リヒテルとヴァシリー・ロバノフによる
1985年トゥール音楽祭でのライヴ録音が出ていた(フィリップス)。
ストラヴィンスキーの「2台のピアノための協奏曲」と、
バルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」とのカップリング。
演奏はライヴなので、ちょっとバタバタしたところもあるけど、
ブリテンらしい透明感のある抒情をうまく表現しているのは流石。