いや、案外そうとも言い切れないのは、
人の功績には良い影響と悪い影響というのがあるということだ。
例えばカラヤンなら、いくつもの素晴らしい演奏を残したのも事実だが、
同じ数だけの糞演奏が「世界一の演奏」として初心者に聞かせることになってしまった。
クラシックの過度の商業化を招き、
聞き所を集めたCDを作ったりして、クラシック音楽の解体を決定的にしたりもした。

そういうふうに、意図する・しないに関わらず後代に悪い影響を与えてしまう場合は多いんだよ。
「文明への”貢献”」という言葉を使うならば、そういうもっと大きな視点で見なきゃならんわけ。
アバドの場合は知らないけれど、活躍しなければ良かった場合もあります。