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パガニーニのカプリースといえばルジェーロ・リッチ、という時代がありました。
誰もが舌を巻く超絶技巧の持ち主で、この作品の最多録音回数を誇っています。
その録音の中では、1959年ジュネーヴでの録音(デッカ)が、私見では技巧と
「歌」とが一番良いバランスにあるかと思います。

他のヴァイオリニストでは、以下の3人を。

サルヴァトーレ・アッカルド(DG)
ヴァイオリン協奏曲全集とカプリースの両方を2階ずつ録音したパガニーニ弾き。
2回目のカプリースは「完全全曲版」だけど、旧盤のほうが引き締まった印象。

イリヤ・カーラー(ナクソス)
最初に聴いたときびっくりした一枚。それまで「安かろう悪かろう」が多かった
ナクソスの最初期のヒット作。技巧的にも申し分なく、しかもよく歌いこんでいる。

木野雅之(サウンド&ミュージッククリエーション)
24のカプリースのほかに、遺作(死後発見)の作品で「別れのカプリース」という
作品のヴァイオリン・ソロ版を含めた「25のカプリース」の録音。
木野は別れのカプリースだけではなく、24のカプリースも全音から校訂譜を出版する
など、現代最高級のパガニーニ研究・演奏家の一人。
残念なのは、一般のCD店に扱いがないこと(ヤマハ銀座店など限られている)。