>>115
ギレリス、ヨッフム/ベルリン・フィル(DGオリジナルス)
カッチェン、フェレンチーク/ロンドン響(デッカ)
の2枚をお薦め。

ギレリスは「鋼鉄のピアニスト」というニックネームだけが一人歩きしてしまっているが、
実は抒情的な作品を弾かせても超一流のピアニストだった。グリーグの「抒情小品集」のような
素晴らしい演奏も残している。このコンビでの全集は、1番よりも2番の方が良いと思う。
余白に後期の小品集を含むオリジナルス盤がお薦め。
ジュリアス・カッチェンは、バックハウスの後、デッカの看板ピアニストだった人。この人も
ギレリスのように、技巧をもちつつも抒情的な作品を主要レパートリーとした。ハンガリーの
重鎮フェレンチークを指揮者に迎えたこの録音は、研ぎ澄まされた美しさを持つオケと、カッチェンの
抒情性が絶妙にマッチして、他盤に替え難い魅力を放つ。

他では、ゲザ・アンダ、フリッチャイ/ベルリン放送響(DG)が美しい演奏だと思うが、
これは現在「オリジナル・マスターズ」のボックスセットでしか聴けないので…。