なお、
補筆完成されたものは、作曲家本人が仕上げた(かもしれない)ものに完全に取って代わることはできないし、
聴いてみた結果、「作品を本当に完成させられるのは、その作品の作曲家本人以外にはいない」と、
ある意味当たりまえな事実を感じさせる出来のものもある。

それでも、補筆された状態で世に紹介されて普及した例はいくつもある。
そのような曲の場合、補筆されたからこそ資料の山に埋もれる運命を免れたと言えるし、
補筆によって新たな魅力を付加された、と言っても良いかもしれない。