昨日は、オーチャードホールに行ってきました。私にとっては良い体験でした。

まずは、『モスクワ川の夜明け』は神秘的な演奏で、中々良かったです。テンポもゆ
ったりとしており、まさに夜明けです。

『展覧会の絵』…全体にとても重厚な演奏でした。プロムナードから全体に余裕があ
り、アンサンブルに違和感はありませんでした。小人では低弦が唸ってましたし、古
城ではゆったりと歌わせ、特にビィイドロは最初コントラバスを含む低弦から始まる
のですが、重々しく・おどろおどろしく普段から鍛えてある筈の内臓に少し違和感を
感じました(笑)ここら辺の堀の深さはやっぱり、マイリンスキーならではの重い音
だな…と。その後も、音楽の表情が豊かに変わっていき、ゲルギエフがやり慣れてる
感じを受けました。フィナーレは、ゆっくりと着実に攻めていき、雄大に終わりまし
た。今回のツアーでは、展覧会の絵は唯一のプロでしたので、貴重でした。引き終わ
った後の、コンサートマスターや周辺の奏者の笑顔がとても印象的…でした。

チャイコフスキー5番…基本的には、98年のザルツブルク音楽祭での演奏と同じでし
た(もちろんCD)。ウィーンフィルの方がアンサンブルは少し荒いような気がしない
でもなかったが。1楽章から、割と纏まったアンサンブルで聴かせてきました。私と
してはもっと荒いアンサンブルかなと想像してたので以外。テンポはあまり揺らさず、
2楽章へ―個人的に好きな楽章なのでじっくりと聴きました。ゆったりとフレーズを
歌わせ、チャイコフスキーのメロディーに聴惚れた。最後まで激しく丁寧に、3楽章
はいつもどおり、4楽章も熱演でした。特に、最後の3分からは皆さん、凄い顔をし
て弾いており、コンサートマスターはあまりに気合が入りすぎた為か、弓の糸?が切
れてました。ザルツブルクの演奏会をそっくりそのまま引越してきたような感じで、
感動的でした。コンサートマスターとトップサイドがガッチリと握手をしてるのが
印象的でした。

アンコールはくるみ割り人形で、これも素直に良かったです。ロシアの踊りの異様に
速いテンポも弦楽器群が弾きこなしてる辺りが素晴らしい!ブラボーです!