【灼熱】 ゲルギエフ 【躍動】
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0499名無しの笛の踊り
2006/01/18(水) 01:55:52ID:vfp4rD1S俺も若造の頃はそうだったよ。
俺が初めて「リング」も実演を見たのはサヴァ爺だったが、爺さんがいかに上手い指揮者
だったか今回よく分かったよ。確かに決して個性的じゃないし、桶ばっかり聴いてた小僧には
もっとでかい音で景気良くやって欲しいところは多々あったからその当時は物足りなく
思ったものだが、歌とオケのバランスは絶妙だった。それは、多分「ラインの黄金」の
1小節目の時点で「たそがれ」の最後の1音までを見通した上で、その設計図に沿って
歌詞の1つ1つの言葉を慈しみ、ライトモティーフの1つ1つを丁寧に、最適な形で紡いで
いくという気の遠くなるような作業を積み重ねた結果だったと思う。部分最適と全体最適が
常に最良の状態で共存していた。だから、聴けば聴くほど、知れば知るほど面白くなる。
それが「リング」という作品の持つ世界の大きさだと思う。逆説的なようだが、聴けば聴くほど
ワーグナーを感じさせる、それがサヴァの「リング」だった。
しかし、ゲルギエフの「リング」は、どこまでも「ゲルギエフのリング」であってワーグナーの
リング」では無かった。あのうるさすぎるオケの陰に、一体どれだけ多くのものが埋もれて
しまったことか。
>>495は、ライトモティーフを知っているのだろうか? 歌詞とオケが互いに信じられない
ほど緻密に補完し合い、高め合い、 それぞれ単独ではなし得ない表現の世界を築いている
ことを知らないのだろうか?「リング」は歌だけでも、オケだけでも成立しないのだから。
各演目で全く異なったキャストを組んで全体の統一感を破壊していたこと(一体何のための
ライトモティーフなのか?)、歌詞や音楽と全く関連性の無い舞台上の動き、明らかに子供の
学芸会レベルの演技・・・他にも不満を語りだせばキリがないが・・・。
いずれにしても今回の演奏、あれだけ金管がバリバリ鳴っていれば、聴き方によっては面白かった
だろう。 興奮もするだろう。冷静ではいられない気持ちも分かる。そういう楽しみ方をするのも
自由だ。しかし、それは「リング」という作品の本質とはかけ離れたものであることは知って
おいた方が良い。
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