>>194
まじめな答えをありがとう
そのまじめさで私の以下のような疑問や提案について、考えていただ
ければうれしいです。

1. 少なくとも19世紀半ばごろまでは、何とかして他人にはまねので
 きないことをしようと必死だったと思うのです。その中でパガニーニ
 の技法がトルテの弓によるものと言う図式はちょっと単純すぎませんか?

2.私の立場からはぜひモダンの人に研究して欲しいこと(古楽のたわごと
 にまどわされずに)がたくさんあるのですが、ここにいくつかを記してお
 きます。
 a.メッサディボーチェやジェミニアーニのいう音を膨らませること
 これらは今の古楽では、たとえやっていたとしても二次元的で、と
 ても当時聴衆を熱狂させたと言われているような効果はありません。
 そして、この単純に音を膨らませると言うようなことが、当時でも
 かなりの訓練を要する上に、誰にでもできるわけではないといわれて
 いたのです。 自分の考えではこれができないと、前打音も効果が
 ないように思われます。モーツァルトの前打音が長いの短いの言う前
 にここをおさえて欲しいと思います。

3.18世紀中ごろまでの譜面には、一行の終わりに次の行の最初の音符
  の記号がついています。 このことと臨時記号が1音のみ有効だった
  事とを考え合わせると、今のように楽譜を先読みする習慣がなかった
  と考えるのが一番自然に思います。一言で言えば今のことだけ考える
  というやり方を多くの演奏者の方に試してもらいたいと思っています。