素人の感覚をなめてはならんと思う。

マゼールが振っているニューイヤーコンサート
をテレビで見ていたら、ワルツのところで、
音楽なんか演歌も聴かないうちの婆ちゃんが、
「随分、キビキビした感じだね」と、ポツリと言った。
彼が、ウィーン国立歌劇場の監督をやっていた頃だから
もう随分前のことだ。
 さらに、以前バーンスタイン指揮のヴィヴァルディの
四季のCDを部屋でかけていたら、当時2歳になったばかり
の息子が、春の第一楽章のところでリズムに合わせて
体を躍らせて喜んだ。小澤盤やヤニグロ盤をかけても
そうならなかったのに。
 単なる偶然かもしれないが、そうでない可能性も
捨てきれない。音楽には多分に感覚的な要素がある。
以前、知り合いの数学者から聞いた話だが、数学は
イマジネーションなのだそうだ。それに似た話なの
かも知れない。その意味はよくわからんが。