>>186
>DECCAのマスター(コピー)でさえ、一般家庭で聴いたら「なんだこれ?」みたいな音ですよ。
>それを整音しレコード用のマスターを製作します。

数年前の「ステレオ・サウンド」誌に、デッカ・EMI・RCA・マーキュリーの録音史のような連載があって、当時の写真や
マイク・セッティングの資料などがかなりたくさん載っていたのですが。
その記事の中で、「デッカはレコーディングされたマザーを直接編集して、これをそのままカッティングする」と
書いてあります。そのカッティングにはレコーディング・エンジニアも立ちあったようですが、立ちあわなかったケースも
あったようです。これはアナログ時代のデッカのお話。

まったくの好みなのですが、70年代以前のEMI、それもイギリス録音はオフマイクで、良い装置でかなり音量をあげないと
所定の音響が再生出来ません。カラスの録音も、フランス録音のステレオ(「カルメン」など)は普通に再生しても良好
に聞けますが……ヘッドホンで大音量にしてもダメで、あくまでスピーカーで聞かないと良い音にならないのがEMIだと
思います。

まあ、オリジナルLPの音を追求するのは、それ自体「レコード芸術」を追求するものであって、生演奏を聴いたり
音楽そのものを聴く事からは乖離しがちであると思います。
小生は、「音楽」を聴きたいので、現状のCDでも多いに満足です。『ある程度の音』が再生出来ているのだし。