>オリジナルLPよりもオリジナル・マスター・テープに近い音かどうかで判断されるべきではないのでしょうか?

本当の大元のマスターですが、これはハッキリ言ってそのまま聴くには堪えない音です。
いくつか聴いたことがありますが、皆さんが想像しているような素晴らしい音ではなく
かなりアンバランスでデフォルメされたものも多いです。
DECCAのマスター(コピー)でさえ、一般家庭で聴いたら「なんだこれ?」みたいな音ですよ。
それを整音しレコード用のマスターを製作します。
マスターは後年の音質劣化を考慮してか、特に高音部分をデフォルメし、鮮明度を
極端に得ているものが多いと感じました。
全てのレーベルのモノがそうだとは断言しませんが。
今ではもはや過去の遺物でしょうが、2TR/38cmの高品質テープが70年代に出回りました。
これは「販売用マスターに近いもの」と言われていましたが、LPよりも鮮明なモノが多かったですね。
もちろんCDとも違った音です。

>デッカのADDなど、かなりオリジナルLPそのままの音がすると思っていますが、どんなものでしょうね。

DECCAはアナログ後期のDMMあたりから品質がグッと落ち、CDになってからのものは
耳に心地よい音ですが、オリジナルLPの持つ独特のハイファイ感は劣っていると思います。
DECCAのCDに愛想を尽かし、オリジナルLPに回帰する人が多いのは、その辺が問題だと思います。

>ドイツでトーンマイスターになられたからDGGの音に親近感をお持ちになるのでしょうか?

DGは嫌いではありませんが、個人的には50年代後期のヨーロッパ・コロムビア録音
70年代のEMI録音が好きなので、傾向がまったく違いますね。
DGは一般的なセッティングでは低音域や潤い感を出すのが難しいと思います。
リマスタリングされた初期CD、OIBPなどにたいへん聴きやすいものがありますが、
オリジナルLPのもつ「エッジ」が丸まっているのが残念ですね。