クリュイタンスのベト全集は妙に評判がいいが、第7と第9はだめだ。
特に後者の第一楽章はどうすればこんなに退屈にできるのかという演奏。演奏するのではなく
音をならべているだけという感じ。
フルトヴェングラーが亡くなってからわずか数年のベルリンフィルを使って、
こういう演奏しかできないとは情けない。最初に第9を聴く人がこの演奏を聴けば、第9は
合唱が始まるまでつまらない演奏が続く曲と思いこんでしまうだろう。
クリュイタンスともあろう指揮者がどうしてこんな演奏の発売を許可したのかわからない。

すこし表現が過ぎたかも知れないが、HMVの評価にしても
2200円あまりという値段を考えても少し誉めすぎではないかと思う。