◆〇スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ〇◆
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0202名無しの笛の踊り
2005/12/23(金) 13:19:10ID:Rmk1xmZk第2楽章は弱音自体が意味深く、コントラバスの唸りが明確な輪郭を伴って旋律を煽ります。音の質感自体は高潔そのもの。それでいてこのシンプルな主題にこれほどまでに強弱のアクセントと共にニュアンスを封じ込めた演奏というのも聴いたことがありません。
5:11の弦のリズムの刻みの全く歯葉こぼれなし。最も緊迫するフーガ主題以降にいたっては、スクロヴァの唸り声と呼応するかのように、壮絶な重圧感が全身を襲い、最高潮に達して、固いティンパニが追い討ち掛けます。
この2つの楽章だけでもへトヘトになるほどの緊張感ですが、第3楽章では、束の間の小休止……とは行かないのです。このオケの機能性を前面に出したインテンポの威力たるや言葉を失うばかりで、トリオでものどかさは皆無でまっしぐら!
そして、そのままアタッカで突入する終楽章は、現実にありえないと思っていたことですが、勇気を持ってセルを超えたしまったと言わざるを得ない、壮絶無比、空前絶後の超名演奏です!
冒頭の一糸乱れぬ突進の馬力は思い出すだけでも鳥肌が立ちます。3:59からの約1分間のフレーズにおいて、満遍なく全声部が鳴りきり、完璧に一本の線で連動しきった演奏は、それこそ過去に例があるとは思えません!
コーダでは、ホルンを終止明快に鳴らし、ティンパニを恭子に連打し続けると思いきや、そんな単純ではありません。
声部の出し入れの自在さ、強弱配分、ほとんどの演奏で埋没しているクラリネットの一瞬の走句の浮き立たせかた、レガートの意味深い挿入等々、ありとあらゆるセンサーを全開にさせた驚異のコーダを実現しているのです!
即刻、「殿堂入り」です!
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