長年楽器をやっておれば、楽譜を見るか脳内の記憶によって、
反射的に指が動き音が出せる。
そこに如何に形而上的な要素を付加するかが問題なわけだが、
その能力は楽器演奏の技術を習得するという行為とは、当然の
ことながら、次元を異にする。
聴き手にとって楽器演奏の経験の有無が問題となるのは、
音楽における一部の要素に過ぎないわけだが、そこに大きな
意味を持たせたいと思う心理を類推するのは、ある意味、
興味深いことかと。