行ってきました、ミサ・コラリス。会場は北千住から15分で意外と近かったですね。
まずはこの演奏会を教えてくれた>>420さんに感謝ですね。
チラシによると「リストの宗教と音楽」と題されたレクチャーも10月に催されたようで、その講師をして「日本でこのような演奏会を目にすることができるとは、つゆとも思わなかった」と言わしめたプログラムである旨謳われてます。
オルガンがホール備えつけのパイプオルガンでないのがちょっと残念でしたが、編成が女声14(S8、A6)、男声10(T4、B6)とこじんまりしてたからなのか、アマチュア合唱団の声量からくるバランスなのか、かえってよかったのかもと好意的に解釈しました。
ということで反響板代わりに屏風を立てていたのは、舞台美術の点からいえば疑問が残るビジュアルですが、サウンド効果の点では作戦勝ちであったといえるのかもしれません。大ホールでなく室内楽専用ホールであれば、また違った響きがしたかもしれないですけどね。
プログラムを全てソリスト指定のない合唱曲で構成したのは、演奏上の難易度の問題かもしれませんが、やはりアマチュアということもあってかソリスト志向のある合唱団ではないのでしょう。ただし一部にソロのパートが出現する曲はありましたが。
前半を宗教的合唱曲から小品15曲でアカペラ混声、男声、女声、オルガン付、連弾付と編成の変化を付けつつも作曲様式の変遷も意識してほぼ作曲年代順に、最後は金管とドラム付の曲目で締めるというプログラムビルディングは、明晰な見識に基づく見事な構成と言えるでしょう。
後半の「ミサ・コラリス」は、ロマン派合唱曲としてのある意味ハッタリを効かせたような起伏を感じさせることが、合唱ばかりでなくオルガンからも感じられなかったのは不満が残りますが、そこはまあ実演を目にすることができた幸運で佳しとすべきでしょう。
いずれにしろチャレンジ精神旺盛な合唱団には、賛辞を惜しまずに素直にエールを賛えたいと思います。今回はアンコールも含めてリストの宗教的合唱曲で固められてたので、次の機会には是非とも世俗的合唱曲で演奏会を構成してもらえないものかと。