それから、良い教師に恵まれないこと。
ちゃんと教えられる人に個人的にレッスンを受けるのは、
音大受験を決めてからというパターンがとても多い。
それまでは学校の部活が主流で、中高生が中高生を教えてるのが
中心になりがち。おかしな吹き方が身についてしまい、
もしちゃんと教わっていれば伸びる才能が日の目を見ていない可能性がある。
これは>>39氏の主張とかぶる点と異なる点がある。
俺の主張は「レッスンを受けずに自己流で固まってしまう場合が多い」点にあり、
>>39氏の主張は「レッスンをしているトレーナーの力量不足」にある。

それから、良い響きのイメージが無い。良い響きを体験できる機会が少ない。
自分のイメージしていない音がある日突然出るようになるとは思えない。
俺がドイツに留学して、ドイツのプロのアンサンブルに初めてエキストラで
入って教会で演奏したときは目から鱗だった。「こんな風に響かせるのか!」と。

最後に、音楽的体験の違い。
ドイツやオーストリアなどではクラシック音楽がもっと身近。電車の中で
突然なり出す携帯の着信音が当たり前のようにクラシックのメロディーだったりする。
金管奏者でも、小さい頃はピアノやヴァイオリンをきちんと習って
体系立てて音楽の基礎を勉強できている人が多い。
中高でブラスバンドに入り、初めて楽譜の読み方を知った子供達がバッハや
ベートーヴェンのすばらしさに触れるまで時間がかかるのは容易に想像できる。
良い音楽をしたいという欲求すら生まれないまま、夢中になって楽器を吹いているのみ。

つらつらと書いていたらかなりの長文になってしまった。