9月12日はワルトラウテ・マイヤー(Waltraud Meier)のリ−ダー・アーベントが
あった(サントリーホール)。旬の人である。美しいメッツォである。かつての
名クンドリーはイゾルデをもものにし真正ワグネリアーナーの伝統に、現代的かつ
知的アプローチを結晶させ、その求心的演唱で現代のワグネリアーネリンの
名声をほしいままにしている。しかし根本のところでメッツォなのかソプラノ
なのか、どちらと銘記すべきか? 無論そんな区別なんぞどうでもいいことだ。
これがこの人の個性であり、同時に危うさであるなと私は思う。