>>130 134
 その通りだと思います。ギターで大きな音を出すためには

1.弦振動の振幅が大きいことが、必要です。

 しかしそれだけでは音量は大きくなりません。例えば「音叉」を振動させた場合を想定してみればわかりますが、いくら音叉が振動してもほとんど音は聞こえません。
 ほとんどのギタリストは表面板もしくはブリッジに音叉をあてて、振動を増幅させて調弦をしているのではないでしょうか。 
 もちろん耳に当てたり歯でくわえたりして音程をとる方もいらっしゃいますが。
 つまり音叉は共鳴箱に振動を共鳴させて大きな音にするわけです。あたりまえですね。弦の振動エネルギーをいかに共鳴箱に伝えるかという問題が次に出てきます。
 この、15〜16年前から現代ギター等では、藤井真吾氏などが弦の振動方向と共鳴胴の関係について記述なさったりておりますが、要約すると表面板に対して縦振動の方向で弦を振動させると大きな良い音がすると述べております。
 それに加えて生前、河野賢氏も『ギターの構造上ブリッジ(というより骨棒)とナットで弦を支えているのだから、いわゆる縦振動で弦が振幅した場合に最も大きなエネルギーがボディに伝わる』というような趣旨の発言をなさっておられました。
 また、楽器の形態からみてもラウンドボディの楽器と違って、フラットボディの楽器の場合は音波干渉が起こり、余韻の長い音が出るように設計されておりますが、そのためにも縦振動が必要です。というわけで

2.弦の振動を縦方向にする必要があります。

 以上が『ギターの側』から考えた場合の「大きい音」の条件だろうとわたくしは考えます。
 実際には、程よく縦振動と横振動のバランスをとることによって、音色の表現を行うのですが、ここでは省略させて頂ます。
 と、いいつつ弾き方の問題に話は移行するのですが、こうした記述がみなさまのお気に触るとよくありませんので、ココまでにさせて頂きます。まぁ聞いてやるから言っみろという声がありましたら、続きを書かせて頂きたく思います。
 失礼がございましたら、謝罪いたします。