>>10
どういいのか、を書くより、なぜ気に入っているか、を書くほうが書きやすいから、
その方向で。
まずは、録音の良さ。
こう書くと笑う人もいるかもしれないが、俺はやっぱりマーラーの交響曲の
ような複雑で込み入ったオーケストレーションの曲を楽しむには、録音の
良さも無視できない要素の一つだと思う。
市販されているすべてのマーラーのCDを聴いたわけではないが、少なくとも
俺が聴いてきたマーラーのCDの中で、ここまでクリアでクオリティの高いものは
なかった。
SACDプレーヤーは持ってないから、聴いているのはCDレイヤーだけど、それでも
これだけ素晴らしいのだから、きちんとしたSACDシステムで聴いたら、さぞかし
凄いんだろうな。
それから、両翼配置で演奏されているところ。
これは他にもあるけど、例えばクレンペラーは全曲残していないし、クーベリックは
録音が少々古い。
MTTもまだ全曲そろっていないけど、この調子で行けば「高音質かつ両翼配置」で
いずれ全曲を聴けるようになるというだけでも、俺は楽しみ。
ちなみに、マーラーのオーケストレーションは、両翼配置じゃないとその効果が
わからないところがたくさんあるから、やはり両翼配置で演奏されたものを楽しみたい。
演奏は、丁寧な仕上げと細部にわたりしっかりしたコントロールが利いている。
それでいて呼吸は自然だし、計算高さも感じない。
歌とルバートやアゴーギグ、また、室内楽的な部分での新鮮な美しさには、抜群の
音楽センスを感じる。
情念型マーラーが好きな人には物足りないかもしれないが、俺は作品よりも
演奏が前に立つタイプの演奏よりは、作品自体を素直に楽しませてくれる演奏の
ほうが好きだから、好みに合っているのかもしれない。

>>11
まったく禿同。