33番君、君と私は音楽に関する嗜好があまりにも違うようだ。君ご推薦のレヴァインの
「カルミナ・ブラーナ」は私には駄盤としか思えない。まずオケに関してだが、この盤
ではアメリカのオケの悪いところがことごとく開陳されている。すなわち「お仕事然と
した、何の思い入れも共感も感じられぬ歌い回し」「野放図にガナリ立てる金管、味も
素っ気もない弦、センスのまったく感じられないつまらない響きの打楽器」。それから、
歌唱もなっていない! 大人の合唱も、子供のそれも発音がまぁなんとアメリカ英語臭い
こと! まるで「セサミストリート」だ。ゴミ箱にモグリこんで頭にスパゲティかぶって
るみたい。 33番君! こんな風にしかあの盤を聴くことの出来ぬ私に、あの盤の魅力を
もっと語ってきかせてくれよ!