『第6』のモットーを「明から暗へ」という一種の「(逆)運命交響曲」と考えた場合、
ソナタ〜アンダンテ〜スケルツォ〜フィナーレという『ベト5』と同じ構成にせねば、
という考えにマーラーが陥ったのは仕方ないだろう。
ただ、この曲のモチーフである「イ長調(♯3つ)→イ短調(♯なし)」というキーワー
ドを考えると
ソナタ(イ長調で終止)
〜スケルツォ(イ短調)
〜アンダンテ(変ホ長調♭3つ)
〜終曲序奏(ハ短調♭3つ)→イ長調のクライマックス→イ短調コーダ
の楽章順の方が座りがとてもいいと思う。
ラッツの「捏造」校訂はちょっと学者の域を超えてると思うが、だからといって、
旧来のスケルツォ〜アンダンテの演奏やハンマー3回の録音の価値が無くなるも
のでもないだろう。

ところで諸兄にお聞きしたいが、マーラーが『悲劇的』のタイトルを付けたり引っ
込めたりした経緯をあまり知らないのだが、だれか解説してくで。