10年くらい前のことになるのだろうか。
レコ芸誌上にどこからともなく「ピアソラ」という波が押し寄せてきて、
黒田某氏を筆頭に先生方はこぞってピアソラ賛を書きまくり、
「ピアソラ聴かずしてクラシックを語ることなかれ」という雰囲気に至った。
気がつくと、ピアソラは偉大なクラシック作曲家の殿堂に加えられていた。
アダージョブーム、グレゴリオ聖歌ブームなどは傍観できたが、
あのピアソラを祭り上げようとする異様な空気には激しい違和感を覚えた。
まもなく購読を取りやめた。