アシュケナージの60年代の練習曲は、もう技巧バリバリの本格派的演奏だった。
ところが、ポリーニに2年送れて録音したものは、いかにもロマン派人気曲という
表情たっぷりの軟投派に完全に方向転換している。
あれは絶対にポリーニを聞いてスタイルを変えたのだという声すらあったほどだ。
思えば、この頃からアシュケナージは良くも悪くも挑戦的、刺激的といった姿勢が
失せて、万人が安心して聞けるような円満な方向性に変わっていったんじゃないかな。

>>81
>ポリーニのだとどれが主旋律なのか和音なのかがまったく分からん。
もし本気でそう聞こえるのなら、それはそれで個性的な耳だね。