>>45
確かに台本は良くないね。でも、最後にランスが一人取り残される落ちは、
ミルンズの名演もあってよかったよ。
このオペラの流れだと、ジョンソンを縛り首にしてしまうと、たしかにドラマは盛り上がるけど、
最後だけ陰惨になってしまってアンバランスな感じになってしまうな。

自分なりにどういう風に台本がよくないか考えてみたんだけど、
まず、西部劇というのが古臭く、時代に合わないのが一点。
そして一番の問題点は、西部の野蛮な男たちの中でミニーがあまりにも純真すぎるところだな。
これが「欲望という名の電車」みたいな話だったら、オペラとして生き残れたんじゃないかな。
(中身は知らないけどアンドレ・プレヴィンがこの話をオペラにしてますね)
結局、アメリカ物としては早すぎたのが、残らなかった原因だと思う。
プッチーニの後にアメリカの舞台演劇と文学の黄金時代が来たために、
それ以前のものが魅力に乏しく感じられるのは仕方がないと思う。