>>538
ロシアでは、平均律に対して好き嫌いを判断するように求められる
という意味でしょうか。ちょっとよく分からないのですが…。


好き嫌いの問題ですが、
表面的に好きか嫌いか、という判断で済ませてしまうとしたら、
たしかに音楽が深まることはないでしょうね。

でも、好きか嫌いかって、深いところで、本当は芸術表現を目指す
人や、演奏を自分に誠実に享受したいという人にとって、一番大切
なものではないかと思います。

芸術家は、自分が表現したいものに対してとことんエゴイスティックに
ならなくては本物にはなれないし、聴き手が万人受けとか、優れた
音楽というもののスタンダードを念頭に置き始めたら、うそ臭い音楽
ばかりがもてはやされてしまうような気がします。

フジコさんの場合は、技術的な点で厳しい点が多いため、プロの視点
から認められていないことは当然だと思いますが、個人の音楽体験と
いうレベルで考えて、音楽がそもそも自分に誠実に向き合うための
ものであるならば、彼女の音楽が好きだという人がいてもなんの問題
もないし、一定の価値があると思います。

優秀だと認められることよりも、愛されたり憎まれたりすることの
方が、芸術家にとって重要なのではないかという気がします。