音大に進学する為に、毎週高いレッスン代を払い、レッスンに通い、聴音だ
ピアノだ音楽理論だ、と、別にまたレッスンを受け、大学に入れば百万単位の
入学金を払い、卒業後は、就職が待っているかと思えば、大学や教授は就職の
世話はしてくれない。全て自分で探し、日本に見切りを着けると、外国に飛び
出し。それが出来る奴は、まだ良い方だ。それが出来ず、国内で働かなくては
ならない事情を抱えている、辛い音楽かも沢山いる。中学や高校のブラスバンドで、
チョット他の奴より高い音が出るからとか、チョット他の奴より指が回るからとか、
音楽の先生に「いい声しているね」なんて煽てられて、自分には若しかして、
音楽の才能があるのかも知れない、なんて、星占いを読んだりして、音楽の道に
進む決心をしてしまうものだ。
勉強が嫌いだから、音楽の道でも・・・、と思っているのだったら、大間違いだ。
勉強も出来て、それでも音楽が好きで辞められない奴等の内、数人が、
今どき、音楽家として、食っていけるんだ。
外国には、日本の音大に入れなくても、入れるレベルの音大が沢山アル。
しかし、そんなところを卒業した処で、音楽家にとっては、何の役にも立たない。
「洋行帰り」と言う言葉は、50年前までは有効だっただろうが、今の日本では、
その「洋行帰り」は、掃いて捨てるほどいるのだ。