ヴィドロで使用する Tuba の種類の件は、(ラヴェルに編曲を依頼した)
クーセヴィツキー自身の棒によるボストン響の演奏が CD 化されており、
1つのヒントになり得る。(History の10枚箱)
ヴィロドを 2"14"" の快速さ、しかも BassTuba の深みを持つ音色と
ともに、駆け抜けている。
これを聴く限り、BassTuba が正解のような気がする。
この部分のテンポの指定は、いかがでしたっけ?? > そのスジの方!!

が、ラヴェル自身が、Tuba という楽器の機能や性能を どのように理解し、
解釈し、どのように魅力を発揮しようとしていたかは、まったくの未知数。

ラベルの著名なオケ作品と、それこそプロコフィエフや R.シュトラウスの
オケ作品とで、Tuba の活用法を比較すれば、おおよその察しが付く。

単に、「深くは考えてない」(その必要性も認識していない)のではないか!??

つまり、『とりあえず楽器を指定しておけば、オケ側で何とかして
くれるだろう!??』といった、安直さを持って、ヴィドロの旋律に対して
"Tuba" と指定したのではないだろうか!??

ところで、別件。
マルケヴィッチ/ラムルー管の幻想では、5楽章の Tuba - Basson の Soli の
部分に、Trombone が重なっていませんか?? > そのスジの方!!
基本的には F Tuba の音色なのだが、単なる F 管ではあり得ない、独特の
色で鳴っている。
この演奏で使用している Tuba、いったい何者なんでしょう??