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19世紀ピリオドといふ魔物について

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0001名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 00:30:19ID:aWnNh37B
19世紀ギターに始まり、フォルテピアノ、竜の顔をもつ金管楽器など
時代の淘汰で消え去ったヘンテコな稀少楽器をつれづれに語るスレどす。
0002名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 00:32:25ID:m2aOkopE
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0003名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 00:33:53ID:BfoD7GMp
竜の顔をもつ金管楽器?バソン・リュスのことか?
0004名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 00:54:44ID:Uh3f3o7u
セルパン
オフィクレイド
アルペジョーネ
オクトバス
サリュソフォーン
ピアノ・リュテアル
クロマティック・ハープ
ヴァルヴ・トロンボーン
F長管トランペット
Fアルト・トランペット


一部は時代がはみ出しているが。
0005名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 01:10:54ID:aWnNh37B
で、いちよ様々なリソースを掲げると。。。
19世紀の金管楽器をこよなく愛するサイト
ttp://www.whc.net/rjones/antiques.html
19世紀ギターのつれづれなるまま
ttp://www.crane.gr.jp/19th_Guitar/Instulments.html
スクエアピアノのひきこもごも
ttp://www.kbbantiquepianos.com/Squares.html
シュランメルン音楽などで一息
ttp://www.wiener-symphonia-schrammeln.at/
リードオルガンもこの時代の産物
ttp://www.harmoniums.com/pages_1.htm

ということで適度に盛り上がりましょう。

0006名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 06:49:38ID:5V9GAeD6
あと結構おもしろかったのがWest Gallery musicというもの。
教会音楽なのだがカントリー・ダンスのバンドが登場してくる。
セルパンにフィドル、そして初期のクラリネットなどで構成。
画像(コスチュームも大事かな)
ttp://www.wgma.org.uk/Quires/Madding/Crowd/mcphotos.htm
録音(MIDI&MP3という項目にある)
ttp://www.gallerymusic.co.uk/

この手の楽器を使う音楽を聴いて思うのは
ほとんどがアマチュア音楽家の寄合いで流行り廃りがあり
逆に現在のクラシックの楽器はプロの演奏家のコンサートで生き残ったこと。
でも音楽としてのびのびしてるし演奏も楽しそうだよね。
0007名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 08:52:47ID:yMo/KCxr
スクエアピアノというのもなにげに魅力的だな。
アップライトのように共鳴板だけじゃなく、ギターのように箱状になってるので
響きが多少よどむ傾向はあっても、響きに潤いがあっていかにも素人向き。
とくに単調なアレンジの音楽など、普通のピアノだと美人だがクールすぎて
親しみという感情が湧きにくい。スクエアピアノは話し上手なおばさんという感じか。
ラグタイムなどを弾く人も居るみたいだけど、そういうくつろげる雰囲気がグッドだねぇ。
0008名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 10:35:57ID:GYohyEGG
19世紀ギターは今のクラギ以外にもエレキやアコギとかラテンなどアメリカのギターも含めて継承されている部分が多いから
あんまりピリオドって感じしないなぁ。
クラシックで古楽復刻みたいな話が出る前から
初期マーティンみたいにビンテージ扱いで現役バリバリだったものも多いし。


可変フレットとかみるとこんな時代もあったのかと思ったりはするがw



ピリオドしてないけどアコーディオンって19世紀?もっと前からあったの?
0009名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 19:19:34ID:G45EAe50
>>8
いわゆる19世紀ギターというのは19世紀初頭にイタリア〜フランスで流行った
小型ギターの総称で、今のスペイン製6弦ギターは1850年代には出てましたので
特に19世紀と銘打たずとも十分かもしれません。
しかしソルやジュリアーニという初期ロマン派の作品のスリムな感覚は
パノルモやラコートのようなギターでしか得られないものがあるように思います。

スチール弦を使ったフォーク・ギターはマーチンが最初ですが
ジャズやブルースで使われる駒付きのフルアコは前身として
ギブソン社のマンドリンが挙げられます。
ttp://home.comcast.net/~ukecat/mandolin/mandos4.html
これは最初は琵琶型からフラットバックへの改造だったのですが
音を大きく改良する際バイオリンに似せた f 孔のものが出てきました。
ttp://home.comcast.net/~ukecat/mandolin/mandos3.html
このF型マンドンリンと同じく出てきたのがギブソンのL型です。
これらは20世紀のマンドリン・ブームの頃の話になります。

アコーディオンについては
いわゆる手でふいごを吹くオルガンは中世の頃からありましたが
蛇腹を両手に挟んで使うのは19世紀になってからです。
リード弁によって鳴る楽器としてはボタン式のアコーディオンのほうが古く
1829年にウィーンで特許登録されたものが最初のようです。
ボタン式ではないですがシュランメルンのバンドにも良く登場します。
ttp://www.yk.rim.or.jp/~msda/2%20%20rekishi.html

こうしてみるとピリオド楽器は当時のポップスと関わりが深いですね。
逆にクラシック作曲家のモチベーションが流行と切っては切れない関係にあった
ということも判って、むしろ感慨深いように思います。
0010名無しの笛の踊り2005/06/05(日) 21:25:29ID:GgeTLq3Y
19世紀ピリオドで結構多いのがアレンジ物。
特にその楽器のためオリジナルの曲を作ったというわけでもなく
演奏家の事情で楽器の特性に合わせて編曲したもの。
最近気に入ったのはタレガ編曲のショパンのギター版。
1850年代のギターを使っての演奏でセレナーデの風情たっぷり。
0011名無しの笛の踊り2005/06/07(火) 06:43:44ID:EubDVOZF
>9
うーん・・・その定義でいくと質問があるんだけど
小型ギターは19世紀に限らずそれ以前も、また20世紀にもあるんだけどそれらとの区別はどうしよう?
あと独系のギターは19世紀ギターとは呼ばないの?
ラコートにも大型ボディがあるみたいだけどその扱いは?
逆にスペインでも小型のものはあったし・・・。
あとマーティンは最初からスチール弦張ってたわけじゃないし
弦で区別しちゃうとクラギでもスチール弦張った時代があったり
ガットじゃなくてナイロン張った瞬間種類が変わってしまう・・・。

今のクラシックギターと比較するとラコートやパノルモが違うのは
分かるんだけどギター全体で見ると元々種類が豊富だからすごく定義がしにくいんだよなぁ。
単に独特の響きがあるからというなら作者が違えば響きが違うのは今も昔も当たり前だしなぁ。

ギターに関しては今も仕様が固まってないだけにむずかしい。。。
0012名無しの笛の踊り2005/06/07(火) 09:47:49ID:4BPrT6lj
>>11
そのように考えれば、楽器の多様性はひとつの面白さですね。
ある地域ではある工房が独自の仕様で楽器を製造していて
その楽器で演奏するとその時代と土地柄が浮かんでくる
そういう感じでしょうか。

シューベルト時代のギターはそういう区分がありますが
グルーバーもギター伴奏できよしこの夜を演奏したらしいですね。
大型の6弦ギターにはそれなりのコンサートスタイルが要求されるでしょうが
ラコートの大型(?)は弦の張力と歴史的なピッキングで明らかになると思いますが
最近のノリントンの流儀でいくと
モダン楽器でも演奏法を巧く選択すれば、そこそこの表情は出せるようなので
いわゆる参考的な扱いになるようにも思いますね。

でもあの当時のフランス製の楽器は、音色がすごくメロウなので
普通の演奏でも全く違う魅力がありそうです。
0013名無しの笛の踊り2005/06/07(火) 11:39:16ID:HoUpRAWB
19世紀か知らんけどバイオリンにラッパみたいなやつ付けたのって
名前何て言うの?
0014名無しの笛の踊り2005/06/07(火) 12:41:48ID:4BPrT6lj
>>13
どうもコルネット・バイオリンというものらしいです。
似たものにフリューゲル・ビオラ、ユーフォニューム・チェロというのがあります。
蓄音機の原理で拡声するようで、20世紀の発明品らしいです。
タンゴ演奏などで昭和30年代に流行ったとも言われます。
0015名無しの笛の踊り2005/06/07(火) 12:56:41ID:4BPrT6lj
>>13
あとStroh Violinというのもあって、そっちのほうが名称としては一般的でしょうか。
これは初期のラッパ吹き込み時代に開発されたものでした。
現在でも製造されていて、価格は$350程度です。
ttp://larkinthemorning.com/ で検索すると出てきます。
0016名無しの笛の踊り2005/06/09(木) 21:12:54ID:heIwJ9DF
保守ついでに

Naxosから出てるフォスターのブラス用編曲集で
1860年代のSaxhornのアンサンブルが聴けます。
Saxhornというとユーフォニウムのようにバルブ式のもの以外に
サキソフォーン(同じSax氏の開発)のようにキー式のものもあります。
ttp://www.whc.net/rjones/Buglecles.html
音は全般的に柔らかいもので、ちょっと緩めの音程がいとおかしですな。
0017名無しの笛の踊り2005/06/09(木) 21:27:55ID:fj5w8XLY
>>16
コルネットを含むサクソルンのアンサンブルなら
ジョン・ウォーレスがエワルドのクインテット全曲をCDでリリースしてますね。

>>15
ストローヴァイオリンはカーゲル先生の”1898”で聴けますね。
0018名無しの笛の踊り2005/06/10(金) 00:12:32ID:BYsDpZ7y
>>17
情報サンクス。ウォーレス・コレクションを注文してみました。
0019名無しの笛の踊り2005/06/11(土) 01:32:57ID:8NZqj4UX
個人的な感想では
ピリオド楽器の演奏は楽器にもたれかかって演奏のつたないものが多い

と思う一方で

楽器のカタログとして自分の演奏の肥やしにはなるので気にならない
コンサートの檜舞台から降りた路地裏の雰囲気が味わえる

等々の理由でやめられないわけ
0020名無しの笛の踊り2005/06/12(日) 01:41:02ID:VgKAMzBI
これまでの流れからかけ離れた話題で恐縮ですが、

インマゼール/アニマ・エテルナがR=コルサコフとボロディンというCD出してきたみたいですが、
この辺をピリオド楽器オケでやるということについて、みなさんはどうお考えでしょうか?

ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1063549
0021名無しの笛の踊り2005/06/12(日) 01:42:51ID:K8IOtoVq
そんなのよりドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーの
ピリオド楽器オケ演奏が聴きたい。
0022名無しの笛の踊り2005/06/12(日) 08:21:18ID:Sz79+86j
>>20
●一番目立つのが管と弦のバランスで、室内管弦楽団より少し大きい程度
 クレンペラーやワルターの晩年の録音のバランスに似てるともいわれる
 室内管での小回りの利いた演奏との距離はそれほど大きくない

●ウィーンとパリのスタイルで綱引きが行なわれる
 往時のウィーン・フィルとコンセルヴァトワール管の再現にほぼ集約される
 ライプチヒ、ドレスデン、チェコ、ロンドンなどは地元オケの癖が強くて断念?
 国民楽派の作品発表の場がそこに限られたのは歴史的限界

●モダン楽器でもできないことはないらしい?
 ノリントンやアーノンクールは奏法の問題に落とし込んで一般化している
 クロサキやインマゼールはそれとは反対の意見らしい
 管楽器奏者が一番問題なのに発言力の少ないのが気になる
 (ブリュッヘンはにらみ効かせすぎ)

●ブラスバンドやシュランメルンなどとの関連が不明
 例えばJ.シュトラウスなど、古いウィーンの録音はカフェ・コンセールだ
 フランスの場合、オケの管の実力はギャルドの連中より下
 トルコの軍楽隊、ユダヤ系音楽家などの繋がりがはっきりしない
0023名無しの笛の踊り2005/06/13(月) 06:48:39ID:GQj/5NM4
今日はスクエアピアノで引いたシューベルトとショパンのCDが届くと連絡あり。
ttp://www.musicweb-international.com/classrev/athene/athene.html のCD7とCD11。
0024名無しの笛の踊り2005/06/13(月) 20:53:08ID:jZvoTrDQ
続報ですだ。両者は同じ奏者でも、作品の違いと使用ピアノの違いもあるんです。
シューベルトに使用しているのはClementi社の1832年製
ショパンはCollard & Collard社の1836年製、いずれもロンドンの製造メーカーです。
イギリスはルネサンス期から家庭用鍵盤楽器がとても盛んで
スクエアピアノの時代になってもその勢いは留まらなかったようです。

個人的にはCollard & Collard社の甘くのびやかな響きが気に入りました。
グランドピアノも当時あったのですが、あえてスクエアというのがミソでしょうか。
Clementi社のほうはむしろ力感に重きを置いた演奏&鳴りで
ベートーヴェンの延長線にある感覚もあり少し考えさせられる演奏です。
0025名無しの笛の踊り2005/06/14(火) 06:49:27ID:KIepvXiI
バス管は非常に奥まった世界のようで、流行り廃りが激しいのが常。
ピリオド系のオケでもあやしげな低音をズズーと鳴らしているのがありますな。
そういう楽器をあつめたサイトがありましたので貼っておきます。
ttp://www.contrabass.com/pages/compendium.html
あと面白そうなのがベルリオーズ時代の管楽器を演奏する人たち
ttp://www.berliozhistoricalbrass.org/
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