クリアビン / ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調より第2楽章
ピアノとオーケストラの作品としては、習作をのぞいて作曲者唯一の作品。
1896年の作曲。スクリアビン前期の作風は、特にエチュードOp.8など
においては、よくショパンとの類似性を指摘されるが、
この作品もその傾向を反映している。
また、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(1901頃作曲)などとも
よく似た雰囲気がある。
 スクリアビンに特徴的なクロス・リズムの多様などにより、
技巧的な難易度は高い。末期ロマン派の情緒をよく
表す美しい曲想をもつが、ラフマニノフの作品と比べると、
演奏機会は大幅に少ない。